退職手続きの段取りやタイミングを伝授!

退職手続き

転職が当たり前の現代

終身雇用が当たり前ではなくなっている今、スキルアップや違うお仕事を求めて転職される方も多くなっています。
特に、理系の研究職などは派遣という場合も多く、職場を転々とするのが逆に多いということもあるのです。
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実際に退職する際は、提出する事が必要なのが退職届ですし、企業に預けてあるものを返却してもらい、また企業に返却するものはしっかり返却します。
必要な手続きなどもありますので、二度手間がないようにしっかり退職の書類やしておくべきことを理解しておきましょう。

企業から受け取らなくてはならないもの

入社時、人事に年金手帳を提出していると思いますので、年金手帳を受け取る必要があります。
通常、手続き後、即返却されるものですが、されない場合、忘れずに人事へ取りに行きましょう。

次の職場が決まれば雇用保険被保険者証が必要です。
これも退職の際、人事が渡してくるはずですが有給消化などしている場合、忘れてしまう事も多いので、必ずもらうようにします。

健康保険被保険者資格喪失証明書は、在籍していた企業の健康保険から脱退した証明となるもので、次の転職先の保険手続きが完了するまで国民健康保険に加入する必要があります。
この書類をもって役場の保険担当部署に行き、手続してもらいます。
もし退職後、転職するまでの間、ご家族の扶養となる場合に必要になる退職証明書も忘れずにもらっておきましょう。

厚生年金基金加入員証、離職票も忘れずにもらっておくことが大切です。
転職先がすでに決まっていればいいのですが、失業給付をもらう場合は重要な書類となりますので、必ずもらっておきましょう。
また退職後、確定申告する際には源泉徴収票が必要となりますし、転職してから年末調整を行う際は退職する前の雇用先の源泉徴収票が必要となるので、これももらっておく、若しくは自宅に郵送してもらうように手続きをしておきましょう。

会社に返却しなければならないもの

まず、健康保険証は退職する際に返却します。
離職後も加入期間が2ヶ月以上であれば、健康保険証を最長2年間利用できる制度があるので、任意継続被保険者となる場合にはコピーをもらう、若しくはコピーをとって返却します。

身分証や制服、事務用品や備品等、会社から支給されていたものについては、もれなく返却してください。
デスクやロッカーをしっかり清掃する事も、飛ぶ鳥跡を濁さず・・これらは、社会人として必要最低限のマナーです。

退職届はいつ出すの?

退職届は遅くとも退職の1ヶ月前には提出しましょう。
会社の業務によって引継ぎに時間がかかる事も多いので、退職を決めたら速やかに提出します。
この際、提出日がしっかり記載されているか確認しましょう。

退職届は黒インクで書くことが原則で、シャープなど消しゴムで消せるもので書いたものは無効となる事もあります。
白い縦書きの便箋に内容を書き、封筒も白地で真ん中に「退職願」と縦書き、裏には部署名、氏名を明記します。

退職願の内容についてはインターネット上に見本がたくさんありますので、参考にしてしっかり、丁寧な文字で書きましょう。
必ず、退職日と署名捺印、宛名など必要事項を忘れないようにします。
退職日は自分で勝手に決めてしまう方もいますが、通常、仕事の絡みなどもあるので、直属の上司と相談しながら決めていくのが筋です。

また、社内の様子を伺い上司と相談して退職のタイミングは見極めるとよいでしょう。